桜を見に

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「そろそろいこうか?大丈夫。毎日、さかごを直す体操を、一緒にしただろ?」 優しく握り返してくれるあなたの手に、私は、あなたの後ろで頷いた。 暖かなあなたの手に、桜が届けてくれる純真な風。 それだけで、私は、大丈夫な気がした。
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