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健「お、おい!止めとk……」 なんとなくこの後起きる事が見えてきたため、すぐにマリンに近づいて手を掴み、降ろさせようとした瞬間。 (ヒュンッ) 俺とマリンの顔の間を何かが掠めた。今のは小さな鉛のような………。 俺は慌てて菜緒を見上げる。くそ、パンツを見るんじゃない俺! 何とか目を逸らし、もう少し上に目線をずらすと………… 二丁拳銃構えてます。本当にありがとうございました。 菜緒「…………」 見たことのないような黒いオーラを放ちながら無言でこちらを睨む菜緒。 俺の脳が直感で"これはまずい"と知らせる。俺はマリンの前に手を広げて、立ち塞がるように菜緒を見上げる。 菜緒「……どきなさい。」 冷たく冷えきった声で話す菜緒。二丁拳銃は下ろさない。 健「…ダメだ……っ!ここは退けない…!俺が退いたら……菜緒はマリンを撃つ!そんなのダメだ!」 菜緒「っ、いいから退きなさい!あんたも撃つわよ!?」 健「…っ、銃を下ろせ!…マリンも謝れ!」 後ろにいるマリンに前を向きながら話し掛ける。 マリン「あいよwww菜緒っちwwwゴチになりましたwwwwwwwww」 謝るどころか、バカにした態度を取るマリン。 健「ちょ、おま!謝れって………」 (パンッ、パンッ) 俺の頭の両サイドに鉛が通った。
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