4/39
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/95ページ
と、ここでまた話は冒頭に戻る。 キョロキョロとする俺を不審がってか、目の前にいる一人の女の子が俺を見下ろしながら銃を向けた。 ?「…っ、あんた!空から降って来るなんて何者っ!?」 初対面でいきなり他人のことをあんた呼ばわりした子の顔を改めて見てみる。 ―――――偉い美人さんがいた。 髪は黒のショートボブで黒ぶちメガネをかけている。白いシャツの胸元から見える豊満な谷間、上下ブラックスーツのスカートから伸びる白く長い脚には黒いヒール。だいたい20代前半ってとこだろうか。 ………普通の、健全な男子高校生である俺にはあまりにも衝撃的だった。 口をポカンとさせて美人さんを見つめているとその後ろからもう一人の女の子が笑いながらひょっこりと出てきた。 ?「うはwww空からとかwwwどこぞの二次元ですかwwwww」 ――――――偉い美少女がいた。 髪は青色のツインテール。胸元にリボンのついた黒のキャミソールからは少女らしい小さくも大きくもない胸が強調され、デニムショーパンに膝まである茶色いブーツと合わせているという出で立ちで、白い肌を全開にしていた。見たところ、俺と同い年ぐらいだろう。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!