究極魔法の先に…

Ⅰ

先程から俺に銃を向けているお姉さんとはまた違った雰囲気の女の子に、思わず見とれてしまった。

すると、お姉さんがまた怒鳴った。

？「ちょっと、聞いてんの！？誰だって聞いてんのよっ！！」

完全にビビる俺。だって考えてみ？見ず知らずの女の人に銃向けられてるんだぜ？

健「お、俺は橘 健。別に怪しい者じゃないから、銃を下ろして下さいっ！」

両手を上げて降参ポーズの健。

？「命懸けで命乞いwwww命だけにwww」

健を笑いながら指差すツインテール。

内心カチンと来ていたが、黙っておいた。

するとお姉さんが銃を下ろして驚いた顔で俺を見た。

？「橘健？あんた、今空から………まさか！！ま、マリン！すぐにノア様に例の男を見つけたと連絡して！！」

マリン、というのがツインテールの名前のようだ。マリンは"ほぇ？ラジャっwww"といって携帯のような物を取りだし、誰かに連絡を取っているようだった。

マリン「おっwwwノアっち？www菜緒ちゃんと探してたらwwwwいきなり空から降って来ますたwwwww……ふむふむwwwおkwww連れてくww」
ピッとボタンを押して、携帯らしきものをズボンにしまうと、お姉さんに話しかけた。