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只今、マリンが召喚したヴ○ルファーレにのってどこかへ移動中。
俺は未だに何が何だか理解出来ていなかった。
例え、目の前で話しているお姉さんとツインテールが、銃を突き付けてきたり召喚獣を呼び出したり、ましてや今実際に空を飛んでいたとしても、そう簡単に理解なんて出来るもんじゃない。
俺は思いきって2人に話し掛けてみた。
健「あの…ここってどこなんですか?」
すると話していた2人はこちらを向いた。
菜緒「はぁ?あんた、何言ってんの?頭大丈夫?」
健「んなっ……!」
こっちは真剣に聞いてんのに……っ!!
マリン「そーいや、たけるんwwww空から降って来たけどwwwまさか異次元的なとこから来ちゃったとかwwwww」
冗談っぽく笑いながら話すマリン。
…異次元………確かに俺はこんな世界には住んでいない、というか見たことすらない。俺がいた世界は普通に物理的法則に従った世界だった……ということは、この物理的法則に反する世界は俺がいた世界とは違うのか?
健「…異次元、と言えばそうなのかもしれないな。」
俺の言葉に笑い転げるマリン。
マリン「えwww嘘だろwww冗談で言ったのにwwwましてやそんなwww二次元のお決まりの展開みたいなことwwwあ り え ね え wwwww」
菜緒「マリン、ちょっと黙ってなさい。」
氷点下まで冷めた声でマリンを黙らせる菜緒。
マリン「おkwwwww」
菜緒はマリンを一瞥してから、もう一度俺を見た。
菜緒「あんた、本当に違う世界から来たの?この世界のことは知らない?」
俺は黙って頷く。
菜緒「…嘘、ではないようね。そうね……じゃあノア様の屋敷に着くまで、この世界のことを簡単に教えてあげるわ。」
そういって菜緒は一呼吸置いてから話し始めた。
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