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「そういや、僕、こないだ流鬼の夢見ててん」
「えっ?」
可笑しそうに切り出した京さん。
「流鬼が、僕の子供産んでてなぁ。一生懸命あやしてるんを、僕が見てるんよ」
「京さんっ…それは、無理があるでしょ」
物理的に、生物学的に無理な話なんだが…不覚にも容易に想像が出来、なおかつちょっと嬉しかったりもして。
「夢やからなー。無理でも見てしまったんはしゃあない」
あっけらかんと、頭をかきながら続ける京さん。
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