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右肩にー紫蝶々ーキスをしry
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「また右肩の蝶ながれてる」
(私が来るといつも流れてる気がする)←著者
私は飽きた様にポソッと独り言を漏らす
私の手には裸の男が抱き合っている表紙の漫画が何冊もある
そう。私は腐った女子と書いて腐女子です(^o^)にぱっ
そしてココはアニメイト池袋本店
ヲタクの聖地とも呼べる空間
私は今日、自宅の在る埼玉から池袋まで遊びに来ているのです
「乙女ロードも覗いて行こうかな」
先ほどの漫画をレジに持っていき会計を済ませると、私はアニメイトを後にした
「あ!!あの!!そこの君!!」
騒がしく、焦った様な声が耳に入った
誰を呼びかけて居るのか分からずスルーしようと足早に先を急いだ
すると
「君だよ!ドクロのTシャツの子!!」
ドクロのTシャツ?
うはっw私とお揃いじゃんw
どんな子かな?
ちょっとした好奇心で私は私自身だと気付かずに振り返った
振り返ってしまった
ポンッ
「は?」
少し汗をかいたサラリーマンの様な人が私の肩に手を置いた
「君、ちょっといいかな!?僕は〇□事務所の多々良と言ってね。君そこらのアイドルより可愛いね、芸能界入らない?」
先ほど耳に入った慌ただしい声が私に話しかけている
〇□事務所?
芸能界?
なんだか知らないけどベラベラと話しているサラリーマンを睨む
私は先を急いでいると言うのに。
何かこの人を撒ける様な言い訳はないかと考え、多々良とかいう人の話を全然聞いていなかった
もういっそのこと三次元に興味無いとか言っとこうかなww
「あの…すいませんが、私は三次元に興味が…「で、男装してグループの一員になって……ん?何か言ったかい?」…男装?」
聞きました?奥様
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