287人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ん」
日が眩しくて目が覚めた。
時計をみるとちょうどお昼になるくらいだった。
「…起きるか」
まだしっかり覚醒してない頭を抱えて一階に下りた。
因みにうちの家の構造は二階建て+地下で、俺と弟の部屋は二階にある。
体がだるい…
薬のせいか。
そういえば薬の効果聞くの忘れてたな。
あーそんなことよりトイレ行きたい。
…………………
「なんじゃこりあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
お、俺の息子が…息子がない!!
…落ち着け。
よく見ろ。
ないんじゃなくて腐ってとれたんだ。
そこに残骸があるじゃないか。
はは、はははっ
「んなバカなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
本日二回目の悲鳴。
しかしとれたのは事実。
なんかしおしおになってトイレの片隅に落ちてる我が息子。
…正直キモいな。
いやいやいや、真面目に感想述べてる場合じゃないし!!
とりあえずあの問題児に連絡しなくては。
すぐさまトイレを出て二階へ駆け上がり、携帯を探す。
今問題児は病院で薬剤師を、弟は部活で学校、存在の薄い父は早朝から仕事で、家には誰もいないのだ。
最初のコメントを投稿しよう!