気が付いた時既に遅し

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「……ん」 日が眩しくて目が覚めた。 時計をみるとちょうどお昼になるくらいだった。 「…起きるか」 まだしっかり覚醒してない頭を抱えて一階に下りた。 因みにうちの家の構造は二階建て+地下で、俺と弟の部屋は二階にある。 体がだるい… 薬のせいか。 そういえば薬の効果聞くの忘れてたな。 あーそんなことよりトイレ行きたい。 ………………… 「なんじゃこりあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」 お、俺の息子が…息子がない!! …落ち着け。 よく見ろ。 ないんじゃなくて腐ってとれたんだ。 そこに残骸があるじゃないか。 はは、はははっ 「んなバカなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」 本日二回目の悲鳴。 しかしとれたのは事実。 なんかしおしおになってトイレの片隅に落ちてる我が息子。 …正直キモいな。 いやいやいや、真面目に感想述べてる場合じゃないし!! とりあえずあの問題児に連絡しなくては。 すぐさまトイレを出て二階へ駆け上がり、携帯を探す。 今問題児は病院で薬剤師を、弟は部活で学校、存在の薄い父は早朝から仕事で、家には誰もいないのだ。
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