遺体

1/4
前へ
/8ページ
次へ

遺体

雨の中、兄ちゃんと、兄ちゃんの当時の彼女、私の当時の彼氏の4人で警察へ向かった。 警察署なんて入ることもない場所で、どう歩いたとかも記憶にない。 唐突に覚えているのは、小さい待合室のような部屋で泣き崩れるお母さんの姿。 兄ちゃんを見つけたお母さんは小さな声で縋った。 「晃が死んだ……………………」
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加