第一章

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学校に着くとまず目に入ったのは掲示板の前にいる沢山の生徒だった。 どうやらクラス名簿が張り出されているらしい。 学年が違うので、夏美達とはここで別れることになった。 「2年のクラス名簿はあっちだから行くね。」 夏美が手を振りながら言う。 「うん、またな。」 手を振り返す。 ……あ、一緒に帰ろうって言うの忘れた。 ……待ってりゃいいか。 俺は1年のクラス名簿に目を向けた。 .
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