第一章

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教室のドアを開ける。 教室の中は意外と騒がしく、緊張していた俺はホッと息をついた。 教卓においてある席順の紙を見ようと、教卓に近づいた。 (ねぇねぇ、今入ってきた背の高い人かっこよくない?) (超カッコイイ!) 女子が仁を見て騒ぐ。 まぁ、当たり前か。 (おい、あれって兵藤じゃね?) (アイツが兵藤?) ……ん? 俺の名前……? (さすが、カッコイイほうかな) (アイツが夏美先輩の弟なんだな~) ……なるほど。 ナツってモテるんだっけか。 俺、静かに高校生活過ごせるかな――。 .
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