第一章

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「シュウ~?起きて~。」 トタトタという音をたてながら近づいてくる声の主。 俺の姉、 兵藤 夏美(ヒョウドウ ナツミ)だ。 俺はナツと呼んでいる。 俺は掛け布団で顔を隠し、寝たふりをする。 「もう……起きて~!」 と、俺の体を揺すりながら大きめの声を出してくる。 ……仕方ないか。 俺はゆっくりと目を開いた。 「やっと起きたね。」 夏美は安心したように笑いかけてきた。 朝から素晴らしい笑顔ありがとうございます。 .
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