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勝手に足が動く。
右・左。右・左。
その人に近付く。
その。
綺麗な方は。
私に、気がつく。
「？？？あの？」
その、綺麗な方は。
とても綺麗な唇を動かして。私に向かっておっしゃた。「あの？」っと。
「貴方様のお名前わ？」
「え？僕？」
綺麗で、輝く様な瞳を。
大きく開けた。
「はい。そうですわ。失礼ながらも。教え下さると、光栄ですわ。」
と。
私は、言うと。
「僕の名前は、吹雪士郎だよ。宜しくね。君の名前は？」
吹雪士郎・・・。
士郎様は、ニッコリと
笑顔でお答え下さった。
私は。
慌てて、自分の名前を言う。
「私の名前は、逢坂麗です。」
「じゃあ、麗ちゃんかぁ！！」
ドキッーー・・・。
「で、でわ。私は、ここで。失礼さして。もらいますわ。さようなら、吹雪様。」
恥ずかしいさの。
余りに走って、逃げて来てしまったわ。
でも。決めたわ。
今回の、私の。
素敵な人は、
吹雪士郎様よ。
うふふふっ。
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