自己紹介

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理事長室 に、行く。 その時。 「麗??」 自分の名前を呼ばれたから、振り返る。 それともう一つ。 知ってる人の声だったから。 「はい?」 後ろに振り向くと。 『雷門夏美』 が居た。 「夏美??」 と私は、驚いて言う。 そうすると。 クスッ と、笑って、夏美が言う。 「そうよ。お久しぶりね。麗。」 「本当。お久しぶり、夏美が居るとわ知らなかったわ。」 私は言う。 そう。 私と、夏美の関係は、 幼なじみ。 小さい頃からの。 お嬢様同士だから。 会社の事情。 イベントなどで。 関わり合う、関係。 でも。 小学生になるなり。 夏美とは、会えなくなった。 「夏美が、居るなら。早く雷門中に転校してくれば良かったわ。」 と。私は、笑顔で言う。 呼び捨て出来るのわ。 夏美だけ。 思い切り、笑顔が出せるのも夏美だけ。 その位。 私達は、仲良し。 「本当ね。早く、雷門中に来てくれれば良かったのに。」 と、夏美も笑う。 多分。 夏美も。私の前だけだろう。 思い切り。笑顔でいるのわ。 「麗。私、お父様に頼んで。麗と同じクラスにしてもらったのよ。」 と。夏美は、言う。 嬉しい。でも。 一つ、気になる事は。 『吹雪様』の事。 「あの・・・その・・・。ふぅ。」 駄目だわ。 恥ずかし過ぎるもの。 夏美が、『?』マークを 浮かばせてるわ! ど、どうしましょう。 「麗が、そんなに焦るなんて、何かありましたの?」 ・・・・・。 夏美が、黒い。 今回は、凄く。 黒いわ。 「いいえ、なんでもありませんわ。夏美と同じクラスになれて、とても嬉しくてよ。」 私は、 慌てて言う。 「そう?なら良いわ。早く教室に行きましょう。」 「い、今行くわ。」 良かったわ・・・。
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