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教室。
夏美と同じ。
嬉しい限りだわ。
出来れば。
吹雪様とも・・・。
キーンコーンカーンコーン
「チャイムが、鳴ったわ。麗は、そこで待って居れば。先生が来てくれるわ。分かったかしら?」
と、優しく。夏美は、教えて下さった。
「はい。私、そんな馬鹿でわ無いわよ。」
「うふふっ。分かってるわ。」
と言い。夏美は、教室に入って行った。
そうすると。
「逢坂麗さん??」
後ろから、聞こえた。
「はい。」
後ろには。先生が、居た。
「私が、合図したら。入って来てくれ。」
男の先生だった。
この人。
怒っても、怖くないわね。
「分かりましたわ。先生。」
と言ったら。
『うむ。』と言って。
先に、教室に入っていった。
教室のどわから少し漏れて聞こえる。
声。
『今日は、転校生が居る。』
ざわざわ。
『入って来い。』
私は、その声に反応して、教室に入った。
ガラガラガラ。
ザワザワザワ。
はっきり。
言うと、五月蝿いクラスだわ。
「逢坂。自己紹介を。」
「はい。」
自己紹介。
「私は、逢坂麗と言います。勉強や運動は、得意な方ですわ。」
ザワザワザワ。
「はい!逢坂に聞きたい事は?」
質問タイムかしら?
それにしても、
五月蝿過ぎるわ。
「はい!」
「はい。木野さん。」
一人の女の子が、当てられた。結構。大人しそうな子。
「逢坂さんは、漢字は。どういう?漢字ですか。」
と。綺麗に、木野さんと言う人は、聞く。
「逢いたいの。逢に、坂道の、坂で。麗は、綺麗のレイですわ。」
あいさか れい。
逢坂 麗 。
「はぃぃぃい!!」
「はい、はい。円堂。」
五月蝿いわ。
この人・・・。
って。
さっきのサッカー部の。
「サッカー部に入部しますかぁ!!!」
サッカー部。
吹雪様が、居る?
ふと、
夏美の方に目をやると。
首を上から下へ下げた。
多分。
入れと言う事なんだ。
「はい。入りますわ。」
と言うと。
「うしゃゃゃゃややや!!」
五月蝿いわ。
何なのかしらこの人わ。
教室の皆も、耳を塞いで居るわ。
ふと・・・。
気がついた。
吹雪・・・様??
廊下側の方には、
吹雪様が居た。
嬉しいですわ。
有り難うごさいます。
神様。
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