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士郎様
「では、逢坂は。吹雪の隣で。」
吹雪様の隣??
「ここだよ!麗ちゃん」
吹雪様は
ニッコリして
手を振ってくれた。
嬉しい。
カタンッ。
私は
なるべく音をたてない様に
椅子に座った。
「宜しくお願いします」
「宜しくね」
格好いいですわ。
「じゃあ、主席をとる。」
と、先生が。
言った。
私は、『あ』
逢坂だもので。
最初に呼ばれた。
吹雪様は、いつかしら?
「吹雪淳也」
吹雪様??
じゃあ無いわ。
吹雪 淳也様?
そうすると
吹雪様が。
「先生~。淳也は、風邪で~す!」
淳也様は
吹雪様のなんなのかしら??
「吹雪様??」
吹雪様は、私の方に首を動かした。
「士郎でいいよ。」
士郎様でいい・・・。
嬉しいわ。
「し、士郎さ、さ。しゃま!!」
う~
恥ずかしいわ。
噛んでしまった。
「フフフッ。それで?話は??」
士郎様は
少し笑って言った。
可愛いですわ。
「あの。その、淳也様とは、誰なのですか?」
「うん?淳也は、僕の弟だよ。ツンデレで、可愛いんだよ。」
士郎様は
ニコニコしながら
『淳也様』の事を
話て下さった。
けれども。
『けどね・・・。淳也は、サッカー強くて、求められる存在だけど。僕は、いつも・・・・。あ、ごめんね。麗ちゃん、こんな話聞きたく無いよね。』
と
言っていた。
士郎様は、淳也様の
せいで・・・・。
ある意味。
『邪魔な存在だわ。』
.
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