第八章 鬼神、昇り竜に出会う

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白蓮「今まで幾度となく苦しめられた黄巾党共!今日こそは根こそぎ絶やしてくれよう!」 白蓮「公孫の勇者たちよ!今こそ功名の好機ぞ!各々存分に手柄をたてぃ!!」 全軍「うぉぉぉーーー!!」 大地を揺るがす鬨の声を満足げに聞いていた白連が、 白蓮「出陣だ!」 高々と剣を掲げ出陣の号令を出した 意気揚々と城門から出発する兵士たちてともに俺たちも移動を開始した 怜茨「さて…上手く行くか?」 星「心配には及びませぬよ」 星が腕を組みながら俺の横に現れる 怜茨「その根拠は?」 星「黄巾党共は数では勝っている。故に今の黄巾党は恐れを知らず。ただ獣のように我らを食い潰そうとするだろう」 怜茨「なるほど…釣るのは容易いか」 星「左様。私が囮となら黄巾党を釣ります。そしたらもう我らのものです」 怜茨「頼りにしている」 荒野を吹き抜ける風に旗を靡かせ、威風堂々とした足取りで敵陣目掛けて進軍する 伝令兵「前方、黄巾党陣地に動きあり!」 進軍すると同時に前方に放っておいた斥候が次々と状況報告に戻ってくる。 怜茨「わかった!愛紗!鈴々!星!」 愛紗「御意!全軍戦闘態勢を取れ!作戦は先ほど通達した通りだ!」 趙雲「まず趙雲隊が敵の初撃をいなし、隙を見て転身!この場を後退する!」 鈴々「ここより二里先に峡間があるのだ!そこに退くまで出来るだけ戦いはしちゃ駄目なのだ!みんな、鈴々たちの指示をよく聞くのだ!」 全軍「応っ!」
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