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たまに、で いいから
１年に１回でも
ほんのふとした瞬間でいいから
あたしのこと 思い出して
一度 愛を知ってしまった
壊れかけの 人形の想い
あの頃 あたしはキレイだった
ほんとは
見えないところに傷があった
不良品だけれど
その傷を隠して お店に並んでた
いつの日か あなたに出会った
あたしを連れ帰ってくれた
あたしに愛情をくれた
傷にも気付いてくれる
そう思ってたけれど
あなたは
あたしの傷に 気付かなかった
それでも、あたしは
幸せだったのに
いつか あなたの愛は
減っていった
そして なくなった
あたしの傷は 広がった
胸へ 首へ 腕にまで
傷が 顔にまで 広がった
長い年月 待っていたのに
あなたは どこへ 行ったの
あたしは ここに いるよ
ねえ おねがい
たまに、で いいから
いちねんに いっかいでも
ほんの ふとした
しゅんかんで いいから
あたしのこと おもいだして
ごみ捨て場の
壊れかけの 人形の想い
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