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「亜耶ちゃーん!」
亜耶の家も公園の近くで、二人は所謂ご近所さんである。その事もあって、亜耶はいつも一人で公園に来ていたが、今日はちがった。。。
「あら、純平君元気でいいわね。」
「おばちゃん、おはようございます! あやちゃん!何して遊ぶ? ブランコも空いてるし、砂場も誰もいないよ。 早く遊ぼ!!」
「・・・」
亜耶は黙っていた。
お母さんどうしで、なにやら話しをしていた。
「あやちゃん早く!」
「ねぇ、じゅん君、昨日の話し覚えてる?」
「覚えてるよ。 あやちゃんは離れないから、ずっと一緒なんだよね!! 早くあ 」
「聞いて!」
純平の声を割くように泣きながら亜耶が言った。なんの事かわからない純平は、子供ながらオロオロした。
「え、あ.あの、、あやちゃん?」
「わ、私ね、ひッっこし、引っ越しするの。。。」
「ひっこしってなに?」
引っ越しの意味がわからない純平はあまりよくわかっていなかった。 だからあまりよく理解できなかった。
「じゅん君、、約束。。。」
「え?なんて?」
「約束して。」
「う、うん。」
「好き好きって思ってると、 離れちゃったって、また会える。
だから、だから、、、
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