弐夜 「新たな力」

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「ん、そうか霊夢は結界の管理以外に妖怪退治や"異変"の解決もしてるのか」 「そうよ」 「で、その異変だか、例えばどういうのがあるんだ?」  それからニ人は博麗神社の縁側に移動してのんびりお茶を飲みながら話している。 「興味があるのかしら?」 「如何にも」 「へぇ……珍しい"人間"ね……うーん、例えば……」 ―少女説明中― 「……こんな感じね」 「……成る程紅霧異変に春雪異変、その他もろもろ……」  それまで話を聞いた翼月は自らの手持ちのメモに何かを書き込む。 「翼月それ……全部書いたの……」 「ん? あぁ、忘れないようにな」  確かに翼月の持つメモ帳にはびっしりと文字が書き込まれていた。 「まさか……驚きだわ」 「ははは……歴史は意外と好きなんだ」  だからと言って此処までメモ出来るのは感嘆だ。
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