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「いや、遠慮無く貰っておこう」
「別に無理しなくても良いのよ?」
翼月は紫の"迷い"を吹き飛ばす為に笑顔で答える。
しかし紫の不安そうな表情は変わらなかった。
「自衛くらいになるよな……」
「ふふ……やっぱり貴方には必要無いんじゃないかしら?」
紫がやっと笑い、翼月は安堵の息を漏らした。
「そうそう、出掛けるなら博麗神社に行きなさい」
「ん? 博麗神社?」
「博麗神社は外界と幻想郷の結界を管理している所よ」
「あー……場所は?」
「最東よ」
「よし、行ってくる」
この会話につっこむのなら無責任にも程があると思う。
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