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次の朝、俺はミルにたたき起こされて目が覚めた。
そして今朝食を食べた後、俺達は今日の作戦をたてる話し合いをしていた。
「僕は絶対に奴を倒す方に向かいたい」
そう宣言するのは今までここに張り付けになっていたシオン。早くこの件を片付けたいこともあるのだろう。
「ミシェール、俺は行っても守っててもいいが、おまえはどうする?」
横にいるミシェールに尋ねる。俺としては、彼女を危ない目にあわせたくないので残ってて欲しい。
彼女は強いし、まあ行っても大丈夫だろうが心配だからだ。
「う~ん、どうしましょう。チートさんが行かないなら――」
「ちょっと待った!」
危ねー。気づかないとこだった。
俺は絶対に行かねばならないんだ。なぜならここにいても、意味がないから。
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