第01章

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∮Side 風間琉衣 こっちを見て嬉しそうに笑ったあいつの顔を見て、俺は思わず驚きを隠せなかった。 世の中に、こんなにも綺麗に笑う男がいるのか。 そう思ったと同時に、そいつはいきなり俺の顔を覗きこんできた。 何なんだ……こいつ…… 第一印象は、普通に美形。 俺の好みじゃないなと油断していたところに、あの笑顔。 格好よさの中に程よい綺麗さを持つその顔に、俺の心臓は柄にもなくドクリと波打った。 ―――俺、こいつと同室で理性保つのか? ∮Side 風間琉衣(終) .
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