~始まり・会~

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母「もしかしたら、父さんの事を思って書いたのかもね」 泰介「そうなんだ・・・だと思った」 母「あら、もうこんな時間晩ご飯の支度しなきゃ💦父さんが帰って来ちゃう」  慌ただしく母は台所へ向かって行った 私は一人 母の曲を繰り返し聴いた おかげで歌詞もメロディも完璧に覚えられた そんな気はなかったが・・・ 父は大卒したのち医者なっていた 母は弁護士にはならず 専業主婦に 司法試験に落ちたとか 諦めたわけでなく 他に理由があった それはまた後ほど話すとしよう 父「ただいま」 母・泰介「お帰りなさい」 くたびれた顔に少し擦れたこえで父が帰って来た
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