~始まり・会~

8/98
前へ
/98ページ
次へ
少し白髪が目立ち メガネにラフなジーンズ 体格はがっちりしていて 背は高くも低くもなく 母より5~6㌢高い位 父「今日はやたらと疲れた~。いつもよりクランケ(患者)が多くて参ったよ」 母「それは大変だったでしょう。ご苦労様」 そう言ってビールを出す母 時々父は専門用語を使いながら 話すので幼い僕は ちょっぴり苦手だった 父「泰介、いい子にしてたか?」 泰介「うん。母さんの曲をね、いっぱい聴いてたんだ」 父「泰介は本当に母さんの歌が好きなんだな」 母「(笑顔)」 たわいもない会話 それでも幸せで 大切な時間 私はこんな日が ずっと続くと信じて疑わなかった・・・
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加