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夕食を済ませ
部屋へ戻り明日の準備をして
ベッドに横になる
子守唄は勿論母の曲
ステレオから流れるメロディはなんとも言えない安らぎが包みこむようだ
幼い私を夢の中へと誘う
ゆりかごに乗ってるみたい
気付かないフリをしてるが
母が必ず部屋を覗きにくるのは知っていた
そして父との会話も
聞こえていた
父「もう寝た?」
母「えぇ、ぐっすり。また私の歌、聴いてる」
父「そう・・・飽きないよね本当」
母「ちょっぴり照れくさい気もするけど、嬉しい。音楽をやってて良かった」
父「だな。でもプロになれると思ってたのにやっぱあの事が・・・」
母「それは言わない約束でしょう」
父「ごめん」
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