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｢あぁ、そうだよ。美奈も来るか？｣
まぁ答えは、決まってるだろうな。
｢何言ってるの!?登下校中に寄り道するのは、規則違反だよ!?｣
美奈は、正しく着ているセーラー服から分かる様に、規則に対して、凄く厳しい。それに対し、俺は（美奈的に）規則に疎いらしく、中学校の頃から良く怒られてたりした。
それは、高校に入って、少しだけ大人になっていく、これからも変わらない様だ。
「んで。どーする、幸介？行くか？行かねーのか」
「笹原君もなに言ってるの!?二人して中学の頃から……！」
美奈も中学の頃と変わらず、“俺らの為に怒ってるな。”
俺はそう思いながらも、たいして気にもせずに、健一に返す。
「ゲーセンは飽きたから、ジャスムラ行かねぇか？」
ジャスムラってのは、大型スーパーマーケットとして、全国にある人気の店だ。
「あー、そーだな。ジャスムラの方に行くか。確かにゲーセン、飽きたもんな」
健一と今日、遊びにいく所を決めてると、今度の美奈は、顔を俯かせながら、
「アンタ逹…………いい加減にしなさーい！」
と叫んで、俺と健一の頭を思いきり、怒りの鉄拳を降り下ろした。
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