■ 3. ■

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アルヴィンM 「この娘だって、すぐに 凍え死んでしまいそうなくらい 寒さに震えているというのに。 二人きりで生きている 姉妹の絆というやつか? …それとこの娘、弱っている 姉の方からも…僅かだか 不思議な力を感じる」 杏 「…ダメ、でしょうか…?」 アルヴィン 「…ああ、すまない。 …良ければ君達にコートよりも 良い暖(ダン)を与えてあげよう」 杏 「コートよりも…?」 アルヴィン 「そう。…僕の屋敷に来るが良い。責任持って僕が君達を 育ててあげよう」 杏 「っ!!本当…ですか…!?」 李 「杏……そこは、寒くないの……?」 杏 「うん、そうよっ。李もすぐに、元気になれるよ…っ」 アルヴィンN 「僕はすぐに決めた。 この姉妹を私の名誉を守る為の 駒にしようと。 微かではあるが確かに感じる資質…訓練次第できっと優勝候補に 上がる程の才能が開花すると 確信したんだ。」 李 「ありがと…ございます…。」 杏 「きっと私達、恩返ししますから」 アルヴィンN 「そしてすぐに李を医者にみせ 回復を待った後、二人は 人形師のことを受け入れ 毎日特訓に励んだ。 これが自分達に出来る、 僕への恩返しだと。」
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