■ 3. ■

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――――― 唄詠M 「人形師と人形には、 深い深い所で結ばれた絆がある。」 李 「ふわああ…。今日は戦い過ぎて疲れちゃったのかな」 杏 「もう寝たら?…きっと今日も 帰ってこないよ、御主人様」 李 「ん…そだね…。 じゃあおやすみなさーい」 杏 「おやすみなさい。」 唄詠M 「だから私はよく分かっている。李が本当は愛に飢えていることも、杏が李と私をどれだけ好きで いてくれているかも。 だからあのエリシルって子も、 私と同じように多少はわかるはず」 杏 「ん…?唄詠、どうしたの?」 唄詠 「いえ、なんでもないのです。」 杏 「そう…?じゃ、私も寝るから…」 唄詠 「はい。おやすみなさい、杏」 唄詠M 「呉無紗烏と柊阿瀬斗の人形へ 対する感情は同じようで違った けれど……あの人達は 解っているのかな。 人形師なら誰でも 知っているような、掟を。」 唄詠 「人形師と人形が想いを 伝え合い両想いとなった時、 人形師は其の力を失う……と。」
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