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唄詠M
「人形師と人形には、
深い深い所で結ばれた絆がある。」
李
「ふわああ…。今日は戦い過ぎて疲れちゃったのかな」
杏
「もう寝たら?…きっと今日も
帰ってこないよ、御主人様」
李
「ん…そだね…。
じゃあおやすみなさーい」
杏
「おやすみなさい。」
唄詠M
「だから私はよく分かっている。李が本当は愛に飢えていることも、杏が李と私をどれだけ好きで
いてくれているかも。
だからあのエリシルって子も、
私と同じように多少はわかるはず」
杏
「ん…?唄詠、どうしたの?」
唄詠
「いえ、なんでもないのです。」
杏
「そう…?じゃ、私も寝るから…」
唄詠
「はい。おやすみなさい、杏」
唄詠M
「呉無紗烏と柊阿瀬斗の人形へ
対する感情は同じようで違った
けれど……あの人達は
解っているのかな。
人形師なら誰でも
知っているような、掟を。」
唄詠
「人形師と人形が想いを
伝え合い両想いとなった時、
人形師は其の力を失う……と。」
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