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いつしか元のような関係に、戻ってた。やっぱり、私は駄々をこねる子供でしかなった。
関係は、戻ってもギンは、相変わらず隊首室に、女を連れ込むし、私も相変わらずギンが、汚した隊首室を掃除する。
それでも、前よりは気持ちは、晴れやかだ。いつでも、ギンは私を考えてくれてるから。
「浅葱くん、今日は隊長が、隊長会議で留守だから、少し気道の訓練をしようか」
イヅルが、ギンのいない時に、コッソリ気道の訓練を見てくる。ギンが居ると、いちいち煩いから。最近知った・・・ギンは、私に過保護だって事。副隊長であるイヅルが、平隊員の私と普通に、しゃべっているのも異様だし、まして直々に指導を受けているのは、おかしな事だったが、私の周りには、常にギンや白哉と言った隊長格が居たから、麻痺していたのかも知れなかった
「あっ、時間だよ。浅葱くん戻ろか」
はい。イヅルくん
いそいそと隊舎に戻り、ギンが隊長会議から戻って来るのを待つ。それが、いつもの流れだった
「はぁぁ…しんど」
隊長会議からギンが帰って来て、ダルさ全開で言った。そして、辺りを見回し蓮華を探す。
「蓮華は、どこや?」
「あれ…いままで、そこに…」
「いないやないのっ!」
ギンは、イライラしていた。蓮華が、いない事と隊長会議の帰りに、蓮華に関する噂を聞いた直後だったから
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