夢日記

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「ふむ。まぁ外が暗いから夜というのはあながち間違いでもない。昔は時計などなかったからな、朝日が登れば朝。」 僕の言った事に説明を付け、1人納得した声で頷いていた。 「で、結局どうしたんですか?」 ため息を一付きし、話を進めるよう促す。 「ん?あぁ。なぁ、今って夢か?現実か?」 「はっ?」 突拍子もない質問に、一瞬頭の中が白くなった。 寝ぼけているのか、酔っているのか。本人は夢と現実の区別がつかないとの事だ。 「ぷ、大丈夫ですか?寝ぼけてるんですか?酔ってるんですか?」 所々に笑いを零しながらも問いかける。 向こうからしたらバカにされた気分かもしれない。
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