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相変わらず私達は
毎日一緒に過ごした。
よくも飽きずに。
周りは何も見えず。
美容学校に通っていた私は、高校を卒業してすぐ
勤め始めた憧れの美容院も辞めた。
たかだか男と一緒に居るために…。
家の事情を細かに伝え、
同情をかうような
嘘で固めた言い訳がよく出てくるものだと、
自ら感心する。
そこまでする価値が、あの男にあったのか…
『恋は盲目』
とは、よく聞くけど。
…寒気がする。
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