―曖昧―

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ホームルーム前に喫煙室に1人で行くのが、毎日の日課だった。 1日の疲れを癒すのに、最適だった そんな一息は一瞬で凍り付いた… 『なんでメール無視すんの?』 …なんでくるかな。 あたしの唯一の幸せを奪うのか。 なんて口に出せず、遠い目をしながら黙りこむ。 彼が私の返事を待ってた事を知り、わずかな喜びを隠すのでいっぱいだった。 まさか、忘れてたなんて言えないし。 彼をなんとも思っていないフリをするのは、毎日の勉強より難しかった。 なのに この男ときたら。 『俺の事好きなんでしょ?だったら他の男と仲良くすんなよ。』
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