―信用―

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20分位歩いた位に しおりの車が停まる。 『ごめんね。ありがとね』 「まだこんなこと続けてんの?あの男はやめろっていったじゃん…」 『………』 「それで幸せだって思える?他の女もいるんでしょ?」 『……元カノとも切れてないっぽい…』 「はぁ?なんでわかんの」 『この前さ、電話来てて。妊娠したって。元カノ。 勇太の子じゃないけど、元カノまだ高校生だし、心配だからって。お金…貸すから…あたしに貸してって…』 「……どこまでバカ?それで?貸したわけ?」 『4万だけ…』 「なんで貸すかなぁ…」 『あたしも、バカだって思うよ。元カノの子供って勇太の子じゃないのかなって思うし…でもさ、どこかで信じたくないのと、それで切れてくれるならって…やっぱりバカだよね…?』 「……大バカだね。」
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