―影ー
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私は職場。 彼は学校。 仕事まで時間に余裕がある私は ほぼ毎日彼を学校まで送った。 彼の命になっている携帯は そんな時もフル活動をしていた。 それを横目に私は学校を眺め 相変わらず賑やかな昇降口に どこか懐かしさを覚えた。 あたしは学生のまま 自分だけ時間が止まっていたのかもしれない。 いや。 彼と同じ時間を過ごしたくて 止めていたかっただけかもしれない。
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