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「お待たせしました。僭越ながら僕が今回料理を手伝わせてもらいました。召使特製、ブリオッシュです」
コトリ、とブリオッシュののっかった皿を召使は置いた。
こんがりと焼きあがっており、とても美味しそうだ。
「ほぉ…珍しいな。シェフはどうした?」
「ちゃんと作ってますよ。この程度ではあなた様は満足されないでしょう?」
「愚問だな」
MEIKOはナイフとフォークを持って勢いよく食べ始める。
次々に運び出される料理。
せわしなく料理を作るコック。性格の悪いメイドと頭の悪い召使。
そして、バニカ・コンチータ。
それがこの腐臭の館の者たちである。
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