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『毛布半分こ』
「うー、やっぱ寒いね」
エアコンが壊れていて、今日はいつもより楽屋が寒い。
「ねー………そうだ、毛布もらってくる」
そう言うやいなや、どこかへ行ってしまった凜。
多分、スタッフさんに毛布を貰いに行ったんだろう。
5分くらい経って、凜が毛布を1枚持って戻ってきた。
「ごめん、1枚しかないんだって………」
申し訳なさそうに言った。
「俺は大丈夫だから、凜が使いなよ」
「えっ!?……そっちが使いなよ」
「いや、だから………」
そんな議論がしばらく続いて、結局2人で使うことに。
「まあ、大分温かいね」
「………」
返事がなくて不思議に思ったら、案の定眠ってて。
しかも俺の肩に頭を乗せてるから、若干焦った。
でもその寝顔を見ていたら、なんかリラックスして。
気付いたら俺も凜にくっつきながら寝ていた。
起きた後しばらくひやかされていたのは言うまでもない。
(矢部昌樹×水本凜)
END
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