結ばれなかった恋

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稜駿『で、なんで夏イベの事を外に来て話さないといけない訳?』 凜『まだ分かんないの?今年で卒業のてれび戦士は、普通最後の夏イベはいい役に着きたいと思うでしょ?いい役をもらったくせに、準主役と変わってほしいって言ってたのが聞かれたら、みんなから恨まれるよ』 稜駿『なるほど。凜って優しいんだな』 凜『なんか言った?』 誰とも同じ態度で接するから、現実でもモテるんだろうけど。 稜駿『にしても、凜変わったな』 凜『どこが?』 稜駿『すっごく大人っぽくなった』 凜『そう?』 稜駿『あまり焦らないよな、意外と』 凜『最後の一言は余計じゃない?』 そう言うと、凜は去年と変わらない笑顔で笑った。 その笑顔にドキッとしたのは、なんでだろうな?
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