序章

2/9
415人が本棚に入れています
本棚に追加
/123ページ
 「明日から此処に通うのかよ・・・流石は、元女子高生女子ばっか」  桜が丘高校にある職員室には二人の姿しかなく外は茜色の夕日が輝いていた。時おり部員の叫び声が度々聞こえてくる。 「何言ってるの・・・其れにしても編入試験受けて見事に合格なんて・・・勉強嫌いって言ってなかった?」 「嫌いだけどこの辺で一番近いのは此処だし」  少年の名前は谷原拓也。空色髪の毛を腰まで伸ばしたのが特徴で顔立ちは女の子とも男の子とも取れる顔立ちをしていた。女の子と言えば誰もが信じる顔立ちをしていた 「拓也のクラスは、あたしのクラスだからよろしく」
/123ページ

最初のコメントを投稿しよう!