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それはいつからそこにあったのか。
それはいつからここにあるのか。
それはいつできたのか。
それはなんのためにあるのか。
それはなのためにつくられたのか。
それはなんのためにできたのか。
否。
それら全ては否定されることになる。
完膚無きまでに。
あるいは、跡形も無く。
そこには無だけが残る。
何も無く。最初からそうであったかのように。
いや。もしかしたら、もうすでに始まっているのかもしれない。
それを捉えることは、赤ん坊を捉まえるより簡単で、鷹を素手で捕まえることより難しい。
だが、それはやってくる。
誰にも気づかれず。誰にも認識されず。
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