―序章―

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接近、奇襲には成功したが、接舷はうまくいかなかった。 側面同士を接舷させ、一挙に切り込む予定であったが、波の影響でうまくいかず、回天は甲鉄の側面に船首から突入、乗り上がる格好となってしまい、高低差約3メートルほどの突入口しか開けなかったのである。 それでも、陸軍奉行並、土方歳三を筆頭に、彰義隊、神木隊らが果敢に切り込んだ。 そしてもう一隊、歴史に記されていない部隊が現れる……… 箱館にて突如助力を申し出た部隊。義勇軍の扱いを受けていた彼等の存在が、今後の歴史に大きく関わってくる。
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