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「ちょ、リーダー!
なにしてんのっ!」
「ふふ、こーくんかわいんだもん、ちゅーしちった」
だもん、てあなた。
なんてこと、してくれたんですか!
有り得ねぇ…
ゆらりと、ハクと紫貴が無言で立ち上がる。
俺の頭の中でがんがん警鐘が鳴る。
ドSの末っ子たちが何をしでかすのか。いや、直面してみ?
マジでガチで恐いって。
二人がゆっくり近づいてくる。
逃げようと思えば逃げられるのに、俺の体は全く動いてくれない。
「紅ちゃん」
「リーダー」
ほぼ同時にハクは俺に、紫貴はリーダーに口付ける。それも、深い方。
「…いくら夫婦って言われてても駄目です。
紅ちゃんは私だけ見てればいいんですっ」
目に涙を溜めて上目遣いで頬を赤らめるハク。やべぇ、超可愛過ぎる。
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