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零『あ、そういえばさ、隣の席、誰?』
苺『ん?…知らない。だってまだ来てないみたいだし。』
隣の席は空っぽ。
ガラッ
『ハァッハァッ……ッ…遅れてすみませんでしたっ!!』
突然教室の扉が開き全員、扉の方へ向く。
そこに立っていたのは、可愛らしい男の子。
髪は茶髪。
目がくっきり二重で目がクリクリ。
背は高くもなく低くもない私くらいの身長。
零も充分可愛いけど、
この男の子は違うカンジで可愛い。
苺『あれ、誰?』
[[[キャーーー!!(ハート)]]]
男の子が『えへへっ』と笑いながら教室に一歩入ると、とたんに女子が黄色い声を出す。
苺『煩いなぁ💢(怒)』
零『アンタ知らないの?』
苺『は?何が?』
零は"馬鹿だろコイツ"みたいな目をし、ため息をついた。
……相変わらず冷たいよ(笑)
零『あそこにいる男の子は工藤裕っていうの。
見ての通り、可愛いし超甘党で有名。
甘党王子って言われてるの。
いくらアンタ…、学校に毎日来てるのに、よく授業サボってるアンタでもこれくらい常識よ?
しかも同じクラスだってのに。』
苺『んなの、興味ない。別に仲が良くもないのに他人の名前を覚えるとか面倒なんだよね~!』
ツーンと口を尖らせて言うと零はフッと微笑んだ。
零『まったく苺らしいね。』
苺『フッ、私は私!
……… んぢゃ寝るわ』
「ふあ~」と一欠伸をして机に顔を伏せて寝た。
苺(あ~今日は屋上で寝たかった…。)
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