隣の席。

4/4
前へ
/35ページ
次へ
苺『ん…。』 ……今、何時間目?? あー…まだ三時間目で数学か~…。 苺はボーっと空を見た。 今日は、めっちゃ晴れてるなー。 あーあ。サボれば良かった。 そうしたら屋上でひなたぼっこ出来たのに~。 ふと、横目で隣を見たら 裕と目があった。 裕はクスッと笑った。 苺(何で笑ってるんだ?) 何て思いながらもまた寝ようとしたら 『花枝!これを答えてみろ。』 突然、数学の先生が難しい問題を答えろと言ってきた。 [クスクス…あんな難しいの問題、答えられる訳ないぢゃん。] どっかの奴がそう言ってるのが聞こえた。 苺(んだぁ💢?この先公、私に恥をかかせようとしてんのか?……最低だし、なによりムカツク…。) 苺は席から離れスタスタと黒板の方へ行き、チョークを持ってスラスラと書いた。 書き終わった後、苺は先生の方を見たら顔を青ざめて 『せ…正解だ…。』 苺は先生の顔を見て馬鹿にしたように鼻で笑った。 [え゛ー!!嘘ぉ!!] あちこちからそう聞こえたが苺は無視をして 苺『せんせぇー、この問題ってぇ、高③の問題ですよねぇ?まだ習ってもないのにぃ~そんな問題出して生徒をイジメちゃ駄目ぢゃないですかー♪すごい小癪<コシャク>な真似するんですね。』 小癪の部分を強調し、最後一瞬睨むと苺は自分の席に座った。 零『苺、やるじゃん。』 体を苺の方に向き、零が言ってきた。 苺『まぁね♪…あんな先生は駄目だね。』 ニヤッと苺は笑い、苺は顔を机に伏せて、また寝た。 、
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加