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あれから、3年後、それぞれが自身の道を歩んでいた。
山間の小さな村、そこは自然が生い茂り、とっても平和で静かな村である。
「今日も、異常無しだな」
村の中心部に聳える、塔の頂上から、村全体を眺めてる、青いベストに短パンの青年。
「何を呑気な事言ってんだよ」
青年の影から、出た、青いドラゴン。
「平和だから、いいじゃあないか」
青年はドラゴンに話し掛けたが、不機嫌な顔をしていた。
「俺様は戦ってねぇと気が済まねえんだよ」
青年の名前はシュウ、3年前に上位生命体と総勢な戦いを繰り広げた英雄。
「まったく、変わらないな」
青いドラゴンの影は、ブルードラゴン、シュウと共に上位生命体と総勢な戦いを繰り広げた。
シュウは、空を見上げながら、何か不吉な予感を感じていた。
ブルードラゴンも薄々は感じていた。
その二人の不吉な予感はいずれ的中するまで時間は掛からなかった。
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