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暫く上昇を続けても一向にブルードラゴンは上昇を辞めなかった、更に暫く上昇していると、ブルードラゴンは停止した。
「ブルードラゴン、どうした」
シュウが語りかけたが、ブルードラゴンは無言のまま口を閉ざしていた。
暫くの静寂が続き、ブルードラゴンは語りはじめた。
「シュウ、お前は今回の件には関わるな」
シュウは焦る様子は見せなかったが、ブルードラゴンに理由を問いだした。
ブルードラゴンは無言のままだったが、シュウは理解した、ブルードラゴンの表情はいつもとは違っていた事に気がついていた。
ブルードラゴンはシュウから分離化して、シュウを肩に乗せた。
あの上位生命体の戦い後、遺跡に向かった時新たな力に目覚め、ブルードラゴンと分離化する能力を得ていた。
「今回の件は、俺様が解決しねぇといけねぇんだ、この俺がこの先どうあるべきかを見極める為には」
ブルードラゴンは下降を始め、地上にゆっくり降り立った。
シュウを降ろすと、ブルードラゴンは飛び上がり、飛び去っていった。
「すまねぇ…シュウ…これは俺様の問題だ」
ブルードラゴンはある場所を目指し飛んでいった。
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