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引っかけ橋から宗右衛門町を、右に曲がって歩いて行く。
途中、女の子達がついて来ているか確認する為に、何度も振り返っては話し掛ける。
「もぉ、どっかで飲んで来たんっすか?」
「まだ、さっき難波に着いたとこやもん。」
「マジっすか?車で?」
「飲むのに、電車に決まってるやん♪」
「そっすよね♪」
ワザとボケをかまして、女の子の意識をコッチに向けさせる。
そうすれば、会話も弾むし、逃げられてしまうことも無い。
特に計算しているワケじゃなくて‥。
言うなれば“天性”ってヤツ?
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