一章

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すっかり忘れ去られていたが、綾乃はずっと置物のように大輔の隣で座っていたのだ。 そしてもう一つ。あくまでも、主役は綾乃である。 まあ、それはさて置き……。 半ば強引で、脅迫まがいな入部交渉だったのだが、とりあえず大輔と綾乃の二名は新聞部に所属する事となった。 まさかこれがきっかけとなり、非常識という荒波に飲まれていくなどとは露ほども知らずに。
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