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シグマの感情に反応するかのようにやつの周りの空気が光る。マジギレしてんな。
「あったりまえだろ。アンネースは喜んで誘いに乗ったぜ?」
「そうか・・・。少しでも楽しい思いをしてくれればいよいのだが」
眉間にしわを寄せ考え込んみ独り言のような小さな声で話す・・・お前にそんな顔させれるのはアンネースくらいだろうな。
「日にちが決まったらまたここに来るがいい」
さっきまでの表情はどこへやら・・・話はこれまでと言わんばかりにいつもの不敵な頬笑みをたたえふてぶてしく言いやがる。
「へいへい。ったく、なんでこう神様ってやつは態度でかいんだよ」
「そなたが一番言えぬのではないか?のう・・全知全能の神よ」
背を向けた俺にそう問いかけるシグマ。・・・お前の今の表情見なくてもよくわかるぜ。
きっと面白くてたまらないというような顔をしてるだろうよ。
「なぁシグマ。お前は神になった日のこと覚えているか?」
「ふむ、ほんとの要件はそれだなMZD。そんな大昔の話覚えているわけないだろう。
・・・でも最初に見た景色は覚えているぞ。たくさんの人間が私を拝んでいた」
「そうか。神になって良かったと思ってるか?」
「どうしたのじゃ?お主らしくないのぅ。そんなの決まっておろう。
良かったに決まっている」
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