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「それとな、もうお前が罪悪感もたなくていいんだぞ?お前の罪は光の神Σと俺様何様全知全能の神様が許してる。もうお前は苦しまなくていいんだ。シグマが心配していたぞ」
わざと冗談ぽっく言ったのが良かったのか、少しだけ微笑んでくれた。
お前が普通の人間ならシグマも俺様もそんなに気を使わないんだが、アンネースは人間というより俺様に近い存在だからな。神秘の泉より生まれた聖女アンネース。ったく、こいつのいる世界は狂ってやがるぜ。かわいそうに。
「偉大なるお二人の神様に恩恵を受けている私は本当に幸せです・・・」
涙を流してそういうアンネース。助けてやりてぇのに神様はそれができねぇ・・。
「お前の担当は【闇】だ。罪人の自分にはお似合いだなんて言ったら殺すからな」
もちろん最後は冗談ぽっく言ったぜ。
「はいっ。了解しました」
「そうだな。んじゃ俺様の世界に来てくれるか?」
「・・!今から・・ですか?」
驚くよなやっぱ。でもそろそろ始めないと他のメンバーがキレちまうからな。
「おう。そうだぜ。シグマ以外はみんな用意すんでるからな」
「かしこまりました」
頷き微笑むアンネースとともに俺様は自分の世界へと帰った。
無事用意が済み、ミミを呼んで冒険探検という名の神様の暇潰しが始まった。
「私がレコード全部拾ってくればいいんでしょ神様?」
口をとがらせて言うミミに苦笑しながら、
「おう。悪いな。ここから動けねぇ俺様の代わりに俺様が落としたレコードを拾ってきてくれよ。あ、それともしかしたらレコードの守護者が襲ってくるかもしれんが、その時はポップンバトルでなんとかしてくれよな」
そういう俺様を睨みつける視線が強まったが気にせず話し続けた。
もしかしたらじゃなくて確実に襲ってくるんだけどな。
「しょうがないなぁ。じゃあ行ってくるよ」
そう言ってミミは冒険に出かけた。
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